まさか招待を完全拒否とは
披露宴?「おう、今度な!来てくれよ」疲労中でさぁ、無理。「え?」どうだ?こういうギャグ。「あー、そっち系な。うん…面白いよ、来るよね?」
それは考えさせてもらう。「どうしてだよ!親友に誘われ断るってお前、最悪だぜ?」祝儀を包むほど、金ないからさ。
「要らんよ!お前だけ免除、どう?これで大丈夫だろ?」落ち着け。予定確認した後、連絡すっから。「仕事ぐらい休めよ、晴れ舞台だぜ?」
無茶苦茶ゆーなぁ、中々厳しいよ。有給使わせてくれぬ会社やもん。つーかさぁ、日程はいつ?「来月。予定は?」ちょ、仕事…。
「休め」先述の通り不可能、本当。「はぁ…」ため息?「出るわ。これだけ色々言えど、駄目とは。がっくりだよ」分かってくれ。本当、会社次第さ。
「ならば、最終手段。俺が話つけてやる」え?「上司誰だ?名前を言え。電話番号でもOK」ちょ、やめろ。「簡単さ、直訴する。むしろ、そいつも招待。歓迎すっぜ!」バカいえ、冗談が過ぎる。「冗談じゃねーわ」